通算1,000以上のバトルをカメラに収めてきたシーンに欠かす事のできない最重要人物である彼が、毎回テーマを決めてバトルムービーをピックアップ!
第三回のテーマは「2017今年のベストバウト TOP3」。
2017年の締めくくりにふさわしい記事をドロップ。現場を誰よりも見て来たMKT594が選ぶ今年のベストバウトは果たして?
今年も日本国内だけで30に及ぶバトルイベントが開催され、僕もその半分の現場に足を運ぶことができた。観戦・撮影バトル数は360に及んだが、その中のベスト3を今回選ばせてもらった。
フリースタイルバスケットボールバトルにおいて、どういうものがベストなのかを想像してみた。
・両者ともに高いレベルのFreestyleを披露し、持ち味が存分に出ていること
・互いのミスが出来るだけ少ないこと
・会場が大きく沸いていたり、騒然とした空気感が現場に漂っている事
この3つの条件に当てはまるバトルこそベストにふさわしいと考えた。
その結果、いずれも11月に行われたbac to pec FINALからの選出となった。これは年の後半でフリースタイラー全員のレベルが前半と比べてもピークに達している時期であることと、皆のイベントにかける想いが他の予選大会とは段違いで、好バトルが続出したことによる当然の結果である。
[No,3] bac to pec 2017 FINAL Freestyle 1stRd8 Kamikaze vs YOH
見るたびにレベルアップしている成長著しい15歳のYOHと前年チャンプのKamikazeのバトル。
YOHは粗削りながらも、相手に怯むことなく持てる力をすべて出し切っていたし、Kamikazeも他を寄せ付けないほどのハイレベルなムーヴできちんと応えていた。
[No,2] bac to pec 2017 FINAL DRIBBLE Battle Final whitea vs TAKERU
ドリブルバトルの決勝。3連覇中のwhiteaは一見簡単そうに見えて非常に高度で繊細なテクニックが要求されるムーヴを披露。一方TAKERUはいつも以上にキレキレで鋭すぎる切れ味のムーヴで応戦!
僕の現場の体感では僅かにTAKERUに軍配が上がったように感じたが、whiteaの勝利。whiteaのムーヴは見返せば見返すほどにそのスキルの高さを痛感するバトルだった。
[No,1] bac to pec 2017 FINAL Freestyle予選FブロックFinal YOH vs Smaill
Smaillは個性的で独特なスタイルを持っている。好みが分かれるスタイルではあるが、うちに込めた想いや魂が見ている人に伝わるムーヴができる限られたフリースタイラーの1人だ。
3位に続いて選出したYOHは昨年から今年にかけて最もインパクトを残したフリースタイラーの1人だ。多くのバトルにエントリーして結果も残し、自信を深めていった。手拍子を煽ったり、観客の驚きの歓声に笑顔でリアクションしたシーンも自信の表れが垣間見える。肝心のフリースタイルでは師匠whitea仕込みのドリブルテクニックに加え、スピンも大人顔負けの技を持っており非常にバリエーションが豊富。ここに安定性が加わればもう怖いものなどない。今後の成長がとても楽しみだ。
About MKT594
通算1,500以上のバトルをカメラに収めてきたフリースタイルバトルカメラマン。
数々のバトルを収めるその姿は世界中のプレーヤーから厚い信頼を得ている。
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