ZiNEZ a.k.a KAMIKAZEが語る「フリースタイルバスケットボーラーとして生きていく」

レペゼン世界!
誰もが認めるフリースタイルバスケ界の第一人者ZiNEZ a.k.a KAMIKAZEに「フリースタイルバスケットボーラーとして生きていく」という事を語って貰います。
世界中からリスペクトを集めるKAMIKAZEが普段どんな事を考えてフリースタイルバスケをしているのか?人生の分岐点はいつだったのか?読者に伝えたいメッセージは?など盛りだくさんの内容でお届けします!
LBM
本日はよろしくお願いいたします!
KAMIKAZEさんの簡単なプロフィールを教えてくたさい。
KAMIKAZE
ZiNEZ a.k.a KAMIKAZEです。
主なバトル戦歴はフリースタイルバスケ日本一決定戦優勝(日本一)3回、国際大会でも優勝をしています。
今はフリースタイルバスケを中心にラジオDJやレポーター、モデル、タレント業をしながら生活しています。
何でも屋さんです笑
LBM
多才過ぎますね笑
そんなKAMIKAZEさんに今回は「フリースタイルバスケットボーラーとして生きていく」というテーマでインタビューを行いたいと思います。
KAMIKAZEさんは昔からフリースタイルバスケのみで生活をしていこうと思っていましたか?
KAMIKAZE
実は思っていませんでした!
最初は漫画家になりたかったです笑
14歳の時にAND1 MixTapeに出会った事でプロストリートボーラーを目指す道に入っていきました。
ストバスの技を大分極めてしまい、俺は最強かもしれないと錯覚していた時にDIME55とTheNoticのビデオを見て衝撃を受けました。
俺はまだまだだったと笑
彼らからヒントを得てフリースタイルバスケを始めるようになりました。
これが15、6歳くらいの時の出来事です。
LBM
なるほど。それは運命的な出会いでしたね。
そこからプロとして生活していく道を探し始めたのですか?
KAMIKAZE
プロとして生活していく事を意識し始めのはその2年後の2008年頃からです。
きっかけはNBAのAllStarWeekendやNYのマディソンスクウエアガーデンで行われたJordanClassicに招待された事、PWBというチームで24時間TVのダンス甲子園へ出演した事です。
これらを経験していく中でプロとしてこの道で食っていこうと決心しました。
LBM
大きな舞台を踏む事で意識が変わっていったのですね。
その後すぐにフリースタイルバスケ一本で生活していたのですか?
KAMIKAZE
すぐにはそれだけで生活出来ませんでした。
ただ当時はそれで良くて、このシーンの中で一番カッコよくてイケてる事を追求し、お客さんを感動させる事がプロだと思っていました。
LBM
なるほど。
ではいつ頃からフリースタイルバスケで生活出来ると感じ始めましたか?
KAMIKAZE
やり方を選ばなければいつでもそれで生活する事は出来ると思っていました。
なのでフリースタイルバスケで理想の生活していく為に色んなことにチャレンジしたし、自問自答の日々でした。
上手くなればなるほど自分を知る事が出来たし、フリースタイルでダメだと感じた部分は自分のダメな部分でもある。
フリースタイルバスケって自分の鏡写しって事に気付いたんです。
ただ、変化なくフリースタイルバスケのみを極めるのって先がないなと思ったんです。
プロとしての道じゃないなって。それが2011年頃かな。
LBM
なるほど。
それはどういう事ですか?
KAMIKAZE
TokyoCreatistというオールジャンルストリートパフォーマンスチームに所属して活動している時に、周りのメンバーが世界チャンピオン・アーティストだらけで彼らのセルフブランディングや稼ぎ方にヒントをたくさん得ました。
彼らはパフォーマンスが最高にイケてるのは当然で、その上で自分のシグニチャーモデルを販売していたり、パフォーマーでありながら役者であったり、ビデオグラファーであったり、大企業からスポンサードを受けていたりと多種多様な稼ぎ方をしていました。
元々知名度の低いジャンルの人間が、社会にいる人たちに自分を通してどうアプローチしていくかが上手いのが彼らに共通して言える事でした。
つまりパフォーマンスはステージの上だけじゃないんだなと気付いたんです。
LBM
彼らとの出会いを通してKAMIKAZEさんの生き方は具体的にどう変わりましたか。
KAMIKAZE
パフォーマンスは世界の第一線級のカッコ良さと凄さを保ちつつ、外から情報や流行り・アートを学ぶ為に、20代は芸能・アート・エンターテイメントに関する事であれば一度は何でも挑戦する事にしました。
例えば舞台に挑戦したり、バラエティ番組に出演したり、ラジオDJで番組を持ったりと。恋愛ものの準主役を演じたり、ホラーものに出演したりもしましたね笑
もちろん上手くいくことだけではなく、オーディションなんかは今でも落ちまくってます笑
10代後半のパフォーマンスだけで生活していこうと考えていた自分なら絶対に挑戦しなかった事だと思います。
パフォーマンス面でも勉強になる事だらけだったし、革新的な事が出来たのはこの経験のお陰だと思っています。
結果収入も安定して、一歩一歩ではありましたがフリースタイルバスケの存在を色んな業界に広める事が出来たと思います。
LBM
柔軟な発想を持てた事で大きく成長出来たのですね。
KAMIKAZEさんにとって「フリースタイルバスケットボーラーとして生きていく」とはどういう事ですか?
KAMIKAZE
僕の場合ですけど…笑
植物をイメージして貰いたいです笑
フリースタイルバスケという種があって、努力と実力でパフォーマー・アーティストとしての芽が出て、信頼を得る事で茎が太くなり、自分の興味が持てる新しいジャンルの仕事をフリースタイルバスケットボーラーとしてこなす事が出来て、結果枝になり更にどんどん広がっていっている。
カルチャー、技術職の先端にいる人の活動ってこう広がっていってるなと思います。
枝を広げる行為を辞めずに常に新しい事にチャレンジしている人たちがレジェンドと呼ばれる人だと思います。
これって何にでも当てはまるし誰にでも可能性があることだと思います!
LBM
最後の質問です。
この記事を見ているフリースタイルを生活の中心にして生きていきたいと考えている読者にメッセージをお願いします。
KAMIKAZE
僕もまだ道半ば、さっきも言いましたが夢あるものにとって20代は経験と挑戦の時!そして実感していますがこれらは決して裏切らない。
ビートたけしは芸人から映画監督、マークゴンザレスはスケーターからデザイナー。そのようにボールから色んな武器をそれぞれに身につけてほしい。
その為にはフリースタイラーである事をツールにして賢く自分自身のスタイルを見つけて想像と実践を繰り返す!
後は毎日練習!目標を持って1日2〜3時間フリースタイルバスケを楽しめば僕は誰でも自分の好きなスタイルで生きていけるんじゃないかと思ってます。
LBM
貴重なメッセージありがとうございました!
では最後に直近の活動予定をおしえてください。
KAMIKAZE
12月16日(土)に板橋区の小豆沢体育館という場所で「FreestyleFes」というイベントを行います。
今年で3回目になる大会です。
今年も豪華な舞台でプライズを沢山用意して待っていますので是非挑戦してみてください!
エントリー以下からまだ受付中です。
http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_kurashi/079/079162.html
観覧の方は入場無料ですのでお気軽にお越しください!

普段中々聞くことの出来ないKAMIKAZEのフリースタイルに対する考え方。
いかがだったでしょうか?
とにかく自分の可能性を信じ、やれる事があったらチャレンジする事が大切だという事を語ってくださいました。
KAMIKAZEの今後の情報は以下のSNSよりチェックしてください!

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About ZiNEZ a.k.a KAMIKAZE
言わずと知れたレペゼン世界のフリースタイルバスケ界のシンボル的存在。
常に最先端のプレーヤーであり世界中からリスペクトを集めている。
フリースタイルバスケの枠に囚われない活動で世の中にフリースタイルバスケの存在を広め続けている。